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過去、現在、未来へと

デザイン、パターン、縫製、この3つが綺麗にバランスを保ち正三角形を描く。
これこそが最も美しい服をつくり上げると僕は考えます。
今を生きるあなたの身体に沿ってパターンを起こし、先人たちの練り上げた確かな技術により縫い上げ、​

そしてそれをデザインの力によって明日へと導く。
そんな過去、現在、未来を感じることが出来る服づくりを目指し、
それこそが自分なりのクラッシック(最上級の意)
であると僕は考えます。

特にスーツは、メンズ服において男性を一番美しくかつセクシーに表現できると思いますし、
スーツというカテゴリー内での限られた表現は、誤魔化しもきかず、良くも悪くも一番つくり手の内面が出やすい為難しくもあり、しかし出来上がるもの一つ一つの表情の豊かさには表現の無限の可能性を感じられ、一番つくり手冥利に尽きるものだと思います。

今日まで色んな土地で色んな洋服を勉強してきました。
そしてそれは常に自分との対話の旅でもあり、新しい時代の模索でもありました。
今の世の中、安価な大量生産の物、もしくは高価なロゴ入りの物が好まれ消費される様になり、
服自身が本来持っている優しさや温もりが伝わりにくくなってしまったと感じます。
それは前世代のつくり手にも大きな責任があると思いますし、
はたまたそれが20世紀の答えの一つだったのかも知れません。
ただ、この先の未来はどうなのでしょうか?
正直未だ明確な答えは出せていません。
しかし僕は、僕自身の服づくりを進めることで、たどり着けるところがあると信じます。
まだまだ若く、未熟ではありますが、
そんな服を皆様にご提供出来る様、努めていきます。
そしてこの先を、皆様と悟っていけたらと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

代表   大石 悟

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